こんにちは! 仙台市宮城野区にある、カフェのようなレンタルジム「チルアウトジム(Chill Out Gym)」代表の荒川です。
私は理学療法士(国家資格)として、これまで病院や訪問リハビリの現場で、数え切れないほどの「腰痛」にお悩みの方と向き合ってきました。
突然ですが、あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
- 毎週のようにマッサージや整体に行っているのに、数日経つとまた腰が痛くなる。
- 「筋肉が固まっていますね」と言われ、強く揉んでもらっているが治らない。
- 湿布を貼って安静にしているけれど、一向に良くならない。
もし一つでも当てはまるなら、治療のアプローチが間違っている可能性があります。
実は、長引く腰痛(慢性腰痛)のほとんどは、「安静」や「マッサージ」では根本的に治りません。 むしろ、「正しく動かすこと(運動療法)」こそが、世界中の医学で推奨されている一番の特効薬なのです。
今回は、「なぜ揉んでも治らないのか?」そして「なぜ動かすと治るのか?」について、小学生でもわかるように、そして最新の医学的根拠(エビデンス)を交えて解説します。
1. なぜ、あなたの腰痛はマッサージで治らないのか?
「腰が痛い=筋肉が凝っている=揉めば治る」 この常識、実は半分正解で、半分間違いです。
筋肉が「硬くなる」には理由がある
想像してみてください。 テントを張るとき、支柱(ポール)がグラグラしていたらどうしますか?ロープをピンと強く張って、倒れないように支えますよね。
人間の体も同じです。 背骨や骨盤という「支柱」が、筋力低下などでグラグラと不安定になっていると、脳は**「危ない!倒れるぞ!周りの筋肉を固めて支えろ!」**と命令を出します。 その結果、腰の筋肉がカチカチに硬くなるのです。
つまり、腰のコリは**「弱い背骨を守るために、必死に頑張っているガードマン」**なのです。
マッサージの落とし穴
この状態で、マッサージで無理やり筋肉を緩めてしまったらどうなるでしょうか? せっかく支えていたガードマンがいなくなり、背骨はまたグラグラになります。すると脳は再び「危ない!もっと固めろ!」と命令し、以前よりもさらに強く筋肉を固くしてしまいます。
これが、「揉んでも数日で元に戻る(あるいは揉み返しがくる)」メカニズムです。
根本的に治すためには、筋肉を緩めるだけでなく、**「支柱(背骨)を安定させる力」をつける必要があります。それが「運動療法」**なのです。
2. 理学療法士が教える「運動療法」ってなに?
「運動療法」と聞くと、「重いダンベルを持って筋トレをするの?」と不安になるかもしれません。でも、安心してください。
理学療法士が提案する運動療法は、ボディビルダーのような筋肉をつけることではありません。 **「サボっている筋肉を目覚めさせ、正しい体の使い方を思い出すこと」**です。
体の中の「天然のコルセット」を作る
腰痛の方の多くは、お腹の奥にある**「腹横筋(ふくおうきん)」**などのインナーマッスルがサボって(弱って)います。これが「天然のコルセット」の役割を果たします。
運動療法では、激しい動きではなく、呼吸やゆっくりとした動きでこの天然のコルセットを復活させます。 自前のコルセットがしっかりすれば、外側の筋肉(ガードマン)が無理に頑張る必要がなくなり、結果として腰のコリが自然と消えていくのです。
3. 「動かして治す」3つの科学的根拠
なぜ「安静」よりも「運動」なのか。科学的な理由が3つあります。
① 痛みの物質を「洗い流す」
血液は、体の中のゴミ収集車です。 腰痛の患部には「発痛物質(痛みの素)」が溜まっています。じっとしていると血流が悪くなり、ゴミが溜まり続けます。 適度に体を動かして血流ポンプを回すことで、痛みの物質を洗い流し、酸素という栄養を届けることができます。
② 脳の「痛みの記憶」を書き換える
慢性的な腰痛の方の脳は、痛みに対して過敏になっています(痛覚変調性疼痛といいます)。 「動くと痛いかもしれない」という恐怖心が、さらに痛みを強く感じさせてしまうのです。 安全な方法で少しずつ体を動かし、「ほら、動いても痛くないでしょ?」と脳に教えてあげることで、脳の過敏なアラームを解除することができます。
③ 関節の「油」を出す
関節の中には「滑液(かつえき)」という潤滑油が入っています。この油は、動くことで分泌され、関節の動きを滑らかにし、軟骨に栄養を与えます。 錆びついた自転車のチェーンも、油を差して回せばスムーズになりますよね。人間の腰も同じで、動かすことで滑らかになるのです。
4. 自分でできる!簡単「腰痛リセット」体操
ここでは、仙台のチルアウトジムでも実際に指導している、自宅でできる簡単な運動療法を1つご紹介します。
※注意:
- ぎっくり腰になったばかり(激痛がある時)は安静にしてください。
- 動かして足にしびれが出る場合は中止してください。
【キャット&ドッグ(背骨の波打ち運動)】
背骨を一つ一つ動かして、固まった背中をほぐす運動です。
- 床に四つん這いになります(肩の下に手、股関節の下に膝)。
- 【息を吐きながら】 おへそを覗き込むように背中を丸めます。(猫のポーズ)
- 【息を吸いながら】 おへそを床に近づけるように背中を反らせ、目線は斜め上を見ます。(犬のポーズ)
- これを、痛みのない範囲でゆっくり10回繰り返します。
ポイント: 背中だけで動くのではなく、「骨盤」を転がすイメージで行うと効果的です。
5. 動画を見ても治らない理由は「あなた専用」じゃないから
「YouTubeを見て腰痛体操をやったけど、余計に痛くなった」 そんな経験はありませんか?
実は、腰痛の原因は人によって全く違います。
- 反り腰が原因の人(反らせると痛い)
- 猫背が原因の人(曲げると痛い)
- 股関節の硬さが原因の人
YouTubeの動画は「みんな」に向けたものですが、あなたの腰に向けたものではありません。自分に合わない運動をすると、逆効果になることさえあります。
だからこそ、「体のプロである理学療法士」に見てもらうことが重要なのです。 理学療法士は、あなたの姿勢、歩き方、関節の動きをミリ単位でチェックし、**「今のあなたに必要な運動」と「やってはいけない運動」**を見極めます。
6. 仙台で「腰痛の運動療法」ならチルアウトジムへ
「病院のリハビリは終わってしまったけれど、まだ痛い」 「一般的なパーソナルジムは、ハードルが高くて怖い」 「誰にも見られずに、こっそり治したい」
もしそう思っているなら、仙台市宮城野区の**「チルアウトジム(Chill Out Gym)」**にご相談ください。
当ジムの最大の特徴は以下の3点です。
- 理学療法士がマンツーマン指導 国家資格を持つ私が、医学的な視点であなたの腰痛の原因を分析し、オーダーメイドの改善プランを作成します。
- 「リラックス」できる完全個室 痛みやストレスは緊張から来ます。カフェのようなリラックス空間で、他人の目を気にせず、自分の体と向き合えます。
- 「マッサージ」ではなく「根本改善」 その場しのぎの施術はしません。あなたが一生、自分の足で歩き、痛みのない生活を送れるための「正しい体の動かし方」を一生の財産として持ち帰っていただきます。
まずは「体験・カウンセリング」から
「私の腰痛も、動かしていいの?」 そんな不安がある方こそ、一度お越しください。 問診と体のチェックを行い、あなたに最適な解決策を提案します。
場所は、JR仙石線「陸前原ノ町駅」から徒歩2分。 お車でもお越しいただけます(無料駐車場あり)。
「痛いから動かない」のではなく、「治すために動く」。 その第一歩を、仙台のチルアウトジムで一緒に踏み出しましょう。

【お問い合わせ・ご予約はこちら】 https://chilloutgym.com/contact/
株式会社ナイスハビット 代表取締役 / 理学療法士 荒川 賢太